生き残った本
8歳頃から40年間、幾多の料理本を買ったかわからないが、残っているのはほんの少し。
30年前の本。姉がイギリスに行ったときのお土産。
ビアードさんのパンの本。33年くらい前に買ったと思う。
いまだに文庫本で手に入るらしい。ロングセラー。
パンのレシピが羅列されているのではなく、そのパンにまつわる話が必ず書かれているのが良い。
料理の本には、無理やりレシピを絞り出したような面白みのない本もあれば、読書に伝えたいことが紙面に入りきらずにあふれ出ているような本もある。
もちろん、あふれ出ている本が好き。
大学の講義でも、話したいこと、伝えたいことがあふれ出ている先生が好き。