AkisaMiyona’s Blog

ネコさんと暮らすDIYer、アキサ ミヨナのブログ

長命寺桜もちを買いに行く・後編

長命寺桜もち、後編です。
6個入りはこんな包装で。

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こんな箱で。

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開けるとびっくり。

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なるほどー。こう入っているか!
ひとつひとつ見てみると。

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迫力ですねー。小さな葉っぱが1枚ちょろーんと巻かれている巷の桜もちとは全然違います。品格。風格。存在感。1枚ちょろーんタイプは、桜の葉が所在ないように見えることがあります。「私は食べられるんでしょうか、食べられないんでしょうか、結局ただの飾りなんですか?」みたいなボヤキが聞こえるのです。

この桜もちの葉っぱにそんなボヤキは一切ありません。「やわ肌の桜もちをくまなく包む! 乾燥から守る! それがオレの仕事だ!」と威風堂々。思わず並べて眺め、とっておきたいと思うほど立派な葉っぱ。この葉っぱのおかげで独特の香りがつき、小麦皮のしっとり感が保たれています。

今のように様々な包装材がない時代。放っておけばすぐカサカサになる桜もち。湿度を十分に保ちつつ、香りと塩味まで添える塩漬けの葉。よく考え出しましたね。すごいですねぇ。

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「食べるか食べないかはお好みで」という人もいますけれど、少なくともこの桜もちの場合は葉っぱが多すぎます。せっかくの桜もちの味が分からなくなってしまうので、むいて食べるのが良し、です。

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材料が超シンプル。ほんとうに小麦粉だけでこんな皮が作れるんですね。どうやって? すごいなぁ。いやー。旨いです。旨い。和菓子って美味しいんだな。甘ったるくないので2個は食べられますよ。余裕で。でも1個にしておくのがベスト。最高に美味しいと感じる分だけにしておいて、余韻を味わいましょう。

今までは粒あんは辛うじて食べられてもこしあんはダメでした。でも今日このお菓子をいただいて、こしあんの美味しさが少し分かったように思います。あくが抜けている。雑味がない。「オレがオレが」と前に出る感がない。ひっそりと淡い雰囲気。清潔感。目立たないけどしっかりしている、自己主張は強くないけど芯は強い……そんな人、いますよね。人として理想的だと思いますが、こしあんはそういう感じ。

という視点から洋菓子を見ると、バターの香りガツン! 卵の美味しさガツン!という前のめりな美味しさ。派手な美味しさ、子供にも分かりやすい美味しさということになるのかもしれません。

お店を出て右へ。少し進んでさらに右へ曲がるとこんな石碑。バックにそびえるスカイツリー。写真に収めてしまうとしょぼいですが、実際にはでかいですよ、向島のスカイツリー。

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石碑のそばでひっそりと静かに、ポチポチと花をつけているミツマタ。

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その隣には華やかな色と圧倒的花数のボケの花。好対照。

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歩いていくとすぐに見番通りに突き当たります。ここでまた右に行くと長命寺!

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幼稚園があるのですね。

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桜の季節は相当に混み合うようですので、時期を外してゆっくり店内で召し上がるのも手かと。混んでいるときにわざわざ行かなくても。ねえ。